SEになりたい!辞めたい!人は注目!私は富士通を退職しました。

こんににちは、にゃんさんです。

今日は退職エントリーについて書いていきたいと思います。

実は私、ちょうど1年前に富士通株式会社を退職しました。現在は違う業界の社内SEとして働いております。退職する直前まですごく悩みましたし、転職活動と日々の業務を並列で行うことはとても大変でした。

同じSIerの人間で退職を考えている人、もしくは今後、SIerのSEとして就職を考えているという人がいらっしゃるなら、参考までに少し読んでいただけたらと思います。

それと、これからどうしてもネガティブな話が続いてきますが、あくまでも私一個人で感じたことを書いております。

退職した理由

富士通を退職したきっかけとして、結論から言うとこの環境では自分自身のエンジニアとしてのスキル低下が見込まれること、将来に不安しかないと感じたからです。

では、具体的にどんなことがあったか記載していきます。
※あくまでも私が所属していた部署になるので、全部が全部ということではありません。

 工数管理の仕事がメイン

富士通のように大きな会社にもなると、SIerの構造上、協力会社に仕事を依頼してPJを行っていくスタイルになってきます。
 ※もちろん全部が全部ということでありません。
もちろんエンドユーザに接する機会もあるとは思いますが、あくまでも富士通の仕事は、PJにおける見積作成や工数管理といったことがメインになります。見積作成と工数管理の仕事がメインになるので、業務知識やソフトウェアの知識がなくてもできてしまうなと感じました。

自分が所属していた部署では、基本的にExcelで工数管理するだけの仕事になっていたので、経験年数が経つにつれ不安が大きく膨らんできました。10年後もこの仕事をするのか・・・・とかね。

私はどちらかというとエンドユーザーに提供する上で、自分でPGソースの作成や修正、確認、説明も含めて全てやりたい人間でしたので、SIerの仕事スタイルが合わないのかなと思うようになりました。

 PGソースの作成修正は全部依頼

PGソースの作成修正も行った経験もありましたが、会社の方針上、協力会社に依頼するスタイルになっておりました。そのため、自分の時間を使ってPGソースの確認をする時間が取ることが不可能でした。ちょっと時間を作ってPGソースの確認作業をしているとその費用はどこから出るの?と言われる先輩メンバーに言われるような雰囲気でしたので、”あくまでも我々は管理をするのが仕事。”ということがひしひしと感じました。

もちろん、会社の方針も理解はできます。SIerとして協力会社に仕事を依頼するビジネスモデルになっているのでしょうがないと思うのですが、納品する担当SEがPGソースの仕組みを理解しないまま納品ができてしまう、あのやり方がとても嫌いでした。

謎のローカルルール

企業としてある程度存続している反面、”いままでこれでやってきたから大丈夫”、といった謎のローカルルール的なもの?がありました。基本的に新しいものを試してみようということがなく、先輩達も無難な感じで常に保守的な環境がとても辛かったです。もっとOSSとかを色々試してもいいのになぁ・・・と個人的に感じておりました。
※もちろん、会社の制約もあるので一概には言えませんが

最後に

自分が富士通に入社してから退職するまでの理由を記載してみました。富士通という大きな会社に勤めたことで、大企業での仕事を経験することができ、とても良い経験になったと思います。福利厚生や社内研修などとても充実しており、入社当初は一生富士通で働くのだろうと思っていた時期もありました。しかし、職場の環境によって感じ方も変わってくるのもありますし、自分が描くキャリアパスが目指せないとなった場合、違う道も考える必要が出てくると思います。自分の想いやどうしていきたいか、を考えて就職・転職活動をしていければよいのかなと思います。